鳴り響く携帯の着信

心の中で、待ってくれと叫びました。
どうか待っていてくれるように、強く願いました。
もしかしたら本当に待っていてくれるかもしれないと、期待できました。
でもその願いは叶わず、期待は外れてしまいました。

無情にもピタリとおさまります。携帯の着信。
あぁ、ガッカリ…。だけどこれでもう慌てる必要はありません。
私はゆっくりと開けます。

トイレのドアを。

電話がくるとわかっていたら、
トイレに入るのはもう少しガマンできたのに。
なんとタイミングが悪いことか。
トイレに入っているときの電話は、本当に困ります。
みんなはどう対処しているのでしょうか。

他にも、電話に出ようにも出れないシチュエーションはたくさんあります。
私に多いのは、カバンの中で行方不明にしてしまうこと。
携帯を落とすと大変なので、ついカバンの中にポイッと入れてしまうことが多々。
そうすると、他の荷物に紛れてどこにいるのかわからなくなる。

今のカバンは親切にも、
携帯電話を入れるためのポケットがついているものがほとんど。
そこに入れればいいのですが、そこにはティッシュやマイ箸などの先客がいるので、
携帯電話の入る隙はありません。

この間も、お店で買い物をしている最中に、
カバンの中で携帯が鳴り出しました。
私は慌ててカバンの中を探しました。
でも、なかなか見つからない。
とうとうピタリと鳴り止む電話。

そういえばさっき、携帯をカバンから取り出した気がする。
もしかしたらそのまま、どこかに置き忘れてきたんじゃ…!?
とヒヤリとしたのはつかの間。
たった今カバンの中から携帯の着信が聞こえたことを思い出し、
置き忘れた可能性がゼロになったことに一安心。

その直後、電話に出れなかったことを思い出して、
再び携帯電話を探し始める…。

私には、こういうことがよくあります。
よくあるのだからいい加減懲りてちょっとは考えればいいものを、
性懲りもなく繰り返すのだから困った(バカな)奴です。

Comments are closed.